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愛と思考の記録


by hdtmm

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AFT批判の批判

先のAFT批判を読んでいて、あまりにオイオイ…、と思ったので、更にその記事を、批判してみました。
なんだかんだ言って、私も無知なんで、私の記事に対して、更に批判をしていただける方が居ればなぁと思いましたので紹介します。

http://abekaheki.blog72.fc2.com/blog-entry-575.html

イベントの趣旨や周辺をよく把握せずにご覧になられているようで、批判をいろんな所で煽るっていう行為がどうかと思いました。

◆上記記事を読んだ後の、保田私見(さくっと)◆
・確かに海外の名のあるアートフェアに比べて見辛さは有るだろうけれど、ターゲットや、利便性などを考えると、あの会場は妥当だろうし、
ブースのパーツ等にお金をかけることも、時代の流れや、時期・客層を考えると妥当ではないか?
いたずらにラグジュアリー感を求めたVIPイベントではないし、
そういう感覚自体が、今の日本の(少なくとも東京の)主流なアートの世界では時代遅れだろう。
個人的には、配布物やチケットにかける経費は、もっとシンプルで良いと思った。
そして、その代わり、入場料をもう少し下げたり、実施していた銀座のギャラリー巡りのスタンプラリーのように、色々な方向性へ連携をしていけば、また面白い可能性が出てきそうだとも思った。

・その場で購入を促すというのことを第一目的としていないギャラリーがほとんどだろう。
言わば商品アピールの場として、ファンを増やし、今後の購入に繋げていくという意味で、
見本市としての役目を果たしているなら、それで良いのではないか?

・欧米のギャラリーが少ないと指摘が有ったが、今は時代的にも、
海外の有名作家の作品を日本人がミーハーに飛びつくことにステータスさはない。
むしろ、日常の中に、気に入ったアートを置くという思考が、若い世代に現れだしているのだ。
そして、日本国内においてのいわゆるギャラリーの多くも、一昔前のように大口に重点を置いているのではなく、新規の個人レベルのアートファンを増やし、日本人の作家を日本人に売っていく、という傾向が強いのだから、その辺はある程度日本のギャラリーを多く参加させると、意図されているのではないだろうか?
(ちなみに、外国人のお客はそれなりに居たし、スポンサーが、ドイツ?の銀行だったハズ。)

・日本という島国の文化は、未だ、世界からの認識は『極東の未知なる領域』に過ぎない。
ホクサイ・フジタ・ムラカミ程度しか、世界的に広く日本人アーティストが認識されていない現状は、
閉塞的な日本のアートマーケット云々という問題ではない。
『90年代、アジア一の都市東京』という筆者の認識は、残念ながら経済の話であり、無知な日本人の驕りである、と私は思う。
日本の一大都市東京は、西洋の模倣を目指すのではなく、その神秘性を生かして、海外の同等都市で開催されるアートフェアとは、方向性を異にしていったほうが可能性は広がるのではないだろうか。


なんて色々生意気言っても、私自身10年ブリでしたのでなんとも。
以前書いた気もしますが、10年前よりはかなり、間口が広くなっている。
それは、発表される側も、見に行く側も、という意味。
by hdtmm | 2011-08-24 01:34 | 美術